2018年 冬の旅 ドゥブロブニク(12月)
クロアチアで今回泊まったホテル。奮発して五つ星。
旧市街から歩いて15分程、海を臨む立地に建てられていて、部屋のバルコニーやロビーからの眺望が素晴らしかった。室内の広さも内装もアメニティも申し分なし。プールが楽しめるような、あたたかい季節には泊まれる気が一切しないので、逆に冬に旅行してよかったかも。
泊まった初日の朝、目が覚めると空があまりに美しくて思わず声をあげた。
刻一刻と美しく色を変えるので、毎朝起きてバルコニーから外を眺めるのが本当に楽しみだったな。
卵料理のバリエーションと温冷野菜、チーズ種類が豊富なパーフェクト朝食ビュッフェでがっつり朝ご飯を楽しんだあと、さっそく観光開始。
初日はまず旧市街の城壁に登って街を一望しつつ散歩。その後は街の路地散策。路地に塀に曲がり角にと、至る所に溶け込むように猫がいて、リアル猫歩きを満喫。
次の日の天気予報ではやや曇りだったのでスルジ山ロープウェイも追加。
昼のうちは春か秋かと思う陽気で、日差しが暖かく海は真っ青で、オレンジの屋根が映える街並みがただ美しく眼福だった。
迷路じみた路地裏は、ただ歩くだけでも楽しい。
いかしたデザインの水道管。
ご飯はあまりよい店に巡り会えず、記憶がない!行くつもりだったニューイヤーイベントは二人して見事に寝過ごし、バルコニーから花火を一瞬眺め、そしてまた寝た。
初日と最終日は移動だったので、滞在四日間のうち、観光は実質二日間のみだったけど冬場は特に街歩き以外はさほどする事もなかったので、ちょうどよかったかも。
元旦の日、早朝にチェックアウトしたので、初日の出はロビーから眺めた。
来年はどうなるかはわからないけれど、行きたいところまで行けたらいいな。よい一年になりますように。
2018年冬の旅 イスタンブール(12月)
27日に仕事納め、28日にさっそく渡韓しトルコ経由でクロアチア→オーストリア→チェコという長旅に出発。
深夜発のトルコ航空、イスタンブール経由でクロアチアに向かうので、出発前に大好きなパスタで食事。
夜間機内では食事時間以外、ほぼ寝ていたため記憶がない…。今回はバスの長時間移動が多かったので初めてネックピロー買ってみたけど、大正解だった!
https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4550002125295?searchno=7§ionCode=S0003804
座ったまま寝ても、まったく首や背中が痛くならない。爆睡を見事に支えてくれました…。深夜発だったので映画も見ずに朝までよく寝た。
三年ぶり、三度目のイスタンブール。早朝到着でも始発運行していたので、地下鉄とトラムに乗って市内観光。
アヤソフィアとスルタンアフメットモスクは改装中なので、坂道の上にあるスレイマニエモスクへ。曇り空の朝もやの中、青みがかった石造建築は荘厳さと威厳をたたえて、ひたすら美しかった。
イスタンブールの数あるモスクの中でイェニジャーミーが一番好きなので訪れたところ改装中で入れずだった。悲しい。ガラタ橋周辺やエジプシャンバザールを散歩。
途中、シンプルな胡麻パンで軽食を取りながら、スルタンアフメット地区へ。久しぶりのイスタンブールは、冬場にも関わらず爆発的に環境客が増えたなという印象。
ブルーモスクは内部は改装中と聞いていたし、行列がすごかったので外観のみ鑑賞。
街を歩きながら、日本語で会話しているとナチュラルに現地人が日本語で話しかけてくるイスタンブール。会話した二人のトルコ人男性のうち一人はただの世間話をして去り、一人はおすすめのレストランを教えたいといわれたのち土産物屋に連行されて、やっぱりな!となる…。チャイを出される前にお暇。
街を歩いていると、至るところで無造作に犬が寝ている。
土産物屋で見かけた、白磁に金のシンプルで美しいティーカップ。旅初日なので見送り…。
時間と両替したリラが余ったので、トプカピ宮殿へ観光。
宮殿内部は幾何学デザインの宝庫といった感じ。単純図形の繰り返しが無限のバリエーションを生み出すという幾何学模様の不思議に、いつまでも見とれてしまう。
宮殿を出たあとは、ちょっと遅めのランチ。
恋人がいつどこの店で食べても美味しかったという、おすすめのケバブ料理を食す。一人旅で訪れたときはずっとロカンタで食事していたので、食べるのは初めて。塩気がきいてシンプルな味付けなのに、ご飯によく合う!本当に美味しかった。
四時くらいにイスタンブールを後にして、空港へ。出発前はバーでお酒飲んだり、空港免税店で買い物。
日本だと欲しい色はほぼ欠品していた資生堂のヴィジョナリージェルリップが全色揃っており、小躍りしながらshizuka redを買う。あとスカーフ好きな母に有名なVAKKOでお土産を購入。
自分だったらこのあたり欲しいけど、スカーフが似合うような服装しないしな…と思って見送り。しかし以前来たときもそう思ったんだよね!いつかトルコ再訪時には、自分用に購入したいものです。次はアンタルヤかカッパドキア、経由でギリシャに行きたい。
2018年秋の旅 韓国(11月)
今月は韓国デート。夜から朝にかけて早くも気温一桁台との情報をもらい、コート持って渡韓。クリスマスを控えて免税店でプレゼントチェックしようかな、と思ってたけど久しぶりの第二ターミナルだった。
第一と比べて、免税店の規模が小さく、施設のつくりも簡素すぎるんだけれど、搭乗ゲートを通過したあと、飛行機の搭乗口に歩いて行く間の、飛行場と空しかない広大に開けた見晴らしの良さは割と好きだなと思う。
空港や機内で見かける韓国の人々はすっかり真冬の装い。海を挟んだ日本よりpm2.5の影響がひどいらしく、マスクをしている人が目立つ。夕飯の際に、日本と比べて空気悪いでしょう?と聞かれたけれど、普段気にしてないからよくわからない。空曇ってんな…くらいの感想しか思い浮かばず。
めちゃめちゃ繁忙期なのに仕事の合間に抜けてきてくれたパートナーと後輩二人と食事。ありがたい。
韓国の刺身料理は、魚の種類を注文すると生簀に入った魚を一匹まるごと捌いてくれるので、日本のように多種類を食べられないかわり、量が圧倒的に多い。
今回は寒ぶりと平目の刺身を注文。オプションで付いてくる有り余るパンチャン。生牡蠣、貝、キムチ、南蛮煮、焼き鯖、ワカメスープ、サラダ、フルーツなどなど。刺身は一番小さなものを選んで二種で計8000円。私以外、全員仕事中だったからアルコールを飲まなかったので一人2000円…。リーズナブル過ぎる。
海苔やサンチェで包んだり、ごま油や醤油で食べたり、ひたすら至福の時間。食べ終わったあと再び仕事に戻っていく三人を見送り、部屋に戻る。勉強したり軽い運動したり、暇つぶししながらいつのまにか寝てた。
22時過ぎにパートナーが帰宅したので、再び夕飯と同じメンバーで飲みに行く。ビールバーでチェコとベルギーのビールを飲み、ウィスキーのジュース割を飲み、その後朝の四時までカラオケという久しぶりに学生みたいな遊び方をして就寝。
次の日は結局昼過ぎに起床。お互いに残業が続きで睡眠不足だったこともあり、土曜日はお家でだらだらすることに決定。来月に恋人は引っ越しするので、このワンルームの部屋で過ごすのは最後だ。時が過ぎるのは早いなー。
暇つぶしに懐かしの金田一少年のアニメ見たりして文字通りだらだら。
ドラマを数話見たことがある、校閲ガールの原作があったことを思い出し、一冊試しに購入。予想外に面白く、読み終わった端から続編を購入して、結局シリーズ三冊を一気読み。kindleってこういう時本当に便利。
高校生から愛読するファッション誌の編集になりたくて、有り余る熱意はともかく際立った記憶力を買われて目指す出版社に就職したものの、 ファッション誌とは微塵も関係ない校閲部に配属され、転属を目指して日々奮闘する主人公の話。
日本語の用法から時系列の整合性、描写の妥当性まで校閲の業務範囲の広さに驚き。
好きでも専攻でも興味もない職場に配属されても、行きたい場所のために、常に与えられた仕事を完璧を仕上げることに尽力する主人公のスタンスがかっこよかった。
誰もが行きたかった場所に行けるとは限らない、もし辿りつけても、そこで夢見たように活躍できるわけではない。あるいは思いがけなかった場所で、自身すら知らなかった才能を見出されてしまう場合もある。ほろ苦い結末に涙してしまった。面白かったー。
夜もふけて、母親からおみやげに韓国粥を頼まれてたので、近所のemartに買い出しついでに、夕飯にヤンニョムチキンとお酒を調達。
何だかんだで土曜日も夜更かしし、次の日も見事に寝坊。逆算して一時間半前には仁川空港に着けるはず、とのことで昼食にカムジャタンを食べに行く。
直訳するとじゃがいもスープなので、ふんだんにじゃがいもを使った料理を予想していたけれど、実際は具材の八割は骨付き豚肉だった。スープはピリ辛だけど、よく煮込まれてほろほろになった柔らかい肉の脂身が、辛味を中和してくれて、辛口苦手だけれど美味しく食べられた。あと大根と白菜キムチがめっちゃおいしかった。
昼食を食べたあと、タクシーでバスターミナルまで移動し、空港バスに乗る。
荷物検査と出国審査が混雑してたけど、本当に運良くゲートが審査出口直近だったのでぎりぎり搭乗開始時間までに出発ゲートに到着。空港シャトルに乗る必要があるゲートだったら間に合ってなかったと思うので、やっぱり二時間前には到着しておこうと反省…。
旅行記というか雑記だけど、こんな日もあったわと備忘録に。一年後どんな場所でどんな風に見返すのか、あまりに未定なので。
よく食べてよく寝た三連休でした。また頑張って働くぞー。
2018年秋の旅 関西ご飯(10月)
兵庫県在住ということもあって、地元の気休さから神戸でご飯を食べる際、店は適当に選びがち。しかし、いつも食べたいもののリクエストを伝えるとそれに準じて常に美味しい店を探してくれる恋人にならって、今回は色々リサーチしてみた。といっても食べログの口コミをチェックした程度だが…。
初日の夜は宿泊ついでに、高層30階にあり神戸市内の夜景が楽しめると触れ込みの、ポートピアホテルのブッフェを予約。しかし恋人のフライトが少し遅れたため、予約時間に間に合わず残念ながら早速キャンセル。また行くぞ。リカバリには前から行きたかったイタリアン、北野のトラットリアコチネッラへ。
忙しい時間帯なのか電話が通じず空席確認ができなくて、どうしようかと迷ったがとりあえず飛び込みで店に行ってみることに。金曜20時という時間帯、駅の喧騒からは少し離れた静かな北野の坂をてくてく歩きながら、入れないと嫌だなあと思っていたが、いざ店に着いてみると空席があり、すぐに入店することができた。
前菜もメインもラインナップ豊富なメニューを渡されたが、空腹だったのでコース料理をチョイス。
店内は天井が広く、柔らかいベージュを基調に朱色をアクセントにした落ち着いたインテリア。椅子の座り心地や、客同士の声が響くなど隣席の距離感を気にしがちな性格だけれど、終始ゆっくり食事を楽しむことができた。また友人とランチでも利用したいな。
まずは17種類の前菜。これが食べてみたかった!魚、ハム、レバーのパテや、野菜も種々とりどりで、目にも楽しい!あれも美味しい、これも美味しい、と言いつつばくばく食べる。
メインディッシュ。豚、鳥、牛。三者三様の美味しさが楽しめてよかった〜どれも好き。食べることに夢中であっさり写真撮り忘れたがこの前にパスタと魚料理、自家製パンの提供もあり、かなりお腹いっぱいだったが何とか食べきる。
デザートまで種類豊富。それぞれ系統が独立した甘さで、甘味のバリエーションを堪能しながら甘いものは別腹とばかりに完食。前菜もメインもデザートも、すべて多種多様な食材と味を堪能できて凄く美味しかった!
帰りは駅までタクシーに乗ろうかと話していたが、あまりに満腹なので腹ごなしに歩いて駅まで行き、ポートライナーに乗ってホテルへ。
次の日は大阪に宿を予約したので、移動ついでに新大阪駅のカツサンドで有名なヨコオで昼ご飯。新幹線駅構内にあるので、入場券を買って改札内にはいる。
カウンター6席と少ないが、幸いすぐに着席できた。注文してから提供されるまでが本当に早い。卵が見た目の体積からは予想できない柔らかさで美味しかった。揚げたてカツサンド美味しい…。牛肉より豚肉派かな…と思いつつも。久しぶりに日本式カレーを食べたが美味しかった。
腹に余裕があったので、さらに串カツを追加。大阪に来たらつい食べてしまう…。食後はホテルがある駅に移動してチェックインを済ませる。
今回の旅行は、冬の長期旅行の話し合いが目的だったので、部屋で休憩しながら大雑把な計画を立て、フライト予約まで無事完了。ちょうど夜になったので、兼ねてから行きたかった日本橋の焼肉、月島屋へ移動。
人気がある店らしく到着時は満席で、すでに3組ほど記入してあるウェイティングボードに名前を記載、スタッフに尋ねると入店までは30〜40分見込みとの事だったので空席が出たら連絡入れてもらうようお願いして、周辺を散歩に出た。少し前に起きた地震と台風の影響はすでに過ぎ去ったようで、どの店も利用客が引きも切らず賑わっていた。どこもかしこも活気あふれる飲食店を見ながら歩きはじめて5分程度で、退店する客と予約客のキャンセルがあり、すぐ入れるようになったと店から電話があったので、とって返して入店。ラッキーだ。
うつくしい肉!
いきなり二皿注文して店員に止められたものの、一皿すぐに完食してしまったので、次は上セットを注文。どちらも肉厚で歯ごたえがあるのに、柔らかくとろけるようで、素晴らしく美味しかった。飛びぬけて美味しい肉の前に語彙力が消失してしまって、美味しい、幸せ、をひたさら繰り返していた。上セットのほうが脂分多いのかより溶ける感じ。スタッフは皆感じがよく、入店時のやり取りや注文の際の説明など、接客が丁寧で居心地よかった。二人では肉二皿が限度だったので、次はメンバー増やしてタンセットとホルモンセットも頼みたい…。ユッケも肉寿司も…。
次の日のランチはお好み焼き。日本橋で評判のよい店を二店ほどピックアップしていたものの日曜正午という時間帯でもあったせいか、どちらも予想外の大行列で、空港に行く時間も迫っていたため断念。近場のチェーン店でさくっと済ませる。
普通に美味しかった。だけれど、今回はもの凄く美味しいお好み焼きが食べたかったんだ〜!大阪名物を甘く見ていた…。今度は平日にリベンジしたい。
恋人とは会えるのが月に一度なので、つい観光イベントを組み込みがちだが、たまにはこんなゆったりしたグルメ旅行もいいな。美味しい旅でした。
2018年秋の旅 韓国(9月)
帰宅して、夜ご飯を食べているときにテレビを見るのが習慣になっている。八月は残業続きで深夜に帰宅することが多かったので、ただひたすらに穏やかな映像を見たくて、世界猫歩きか孤独のグルメを好んで見ていた。孤独のグルメは一話完結のオムニバス形式で、自営で雑貨輸入を生業としている主人公が、日々の業務あるいは出張など行く先々で種々多様な料理を味合う様を淡々と描いたドラマだ。出先でどんな料理がでても穏やかに受け入れたり、料理の新奇を積極的に楽しむ様が、起伏の少ないゆるやかなテンションで描かれていて、疲れた頭で見るのにちょうど良かった。
たまたまシーズン7が韓国出張編で、全州で納豆汁を食べる話を見て食べてみたくなったのと、一度韓服をレンタルで着てみようと話をしていたので、秋の旅行の行き先は全州と、韓服レンタル店が数多くある全州韓屋村に決定。
金曜深夜発の列車で水原から全州へ。ホテルに到着した後は即就寝、朝ゆっくり目に起床した後さっそく納豆汁を食べに出かけた。
店の入り口に足を踏み入れた瞬間、納豆の匂いが漂う。広々とした座敷に案内され、納豆汁を注文すると、即白飯とバラエティ豊かなパンチャンが運ばれてくる。この提供までのスピーディさに韓国に来たな、と思う。
パンチャン。かぼちゃのナムルが美味しかった。
メインの納豆汁。店の奥にサラダビッフェのようなコーナーがあり、丼にサンチェなど葉物野菜を好きなだけ盛り付け、ご飯と納豆汁、好みでナムルやテンジャンを入れてビピンバ形式にして食べる。天候不良に応じて野菜高騰しがちな国に住んでるから、野菜食べ放題は本当にうれしい。
韓国料理は味つけをいくらでもカスタマイズできるスタイルの料理が多く、その自由さが魅力的でいいなと思う。
食後はタクシーにのって全州韓屋村まで移動。まずは入り口付近にある韓服レンタルで着替え。
上衣、下衣の柄と色のバリエーションは想像以上に豊富!レンタルに特化しているのか、本式のものとは違うかもしれないが韓服の着付けは着物と比べて随分と簡単だった。店のスタッフに着つけてもらったあとは部屋の奥の鏡台へ案内され、手際よく5分くらいでおしゃれなまとめ髪にしてもらい、更に韓服と色を合わせたヘアアクセサリーを気前よくふんだんに付けてもらった。成人式みたいで嬉しい。
若い女性だけかと思いきや、老若男女区別なく華やかな韓服を身に着ける人が多かった。祖母、母、娘の三世代でお揃いの韓服を身につけた家族や、男性がチマ、女性がパンツスタイルのカップルもちらほらいてかわいかった。古風ゆかしい伝統家屋が立ち並ぶエリアを想像したが、大通りの家屋はほぼすべて土産さんかカフェ、飲食店に改装されており、通りは美味しそうな匂いとご飯がいっぱいで、目移りして大変だった。
本日のおやつ、搾りたてスイカジュース。くり抜いた実も添えてくれるのが嬉しい。
韓服レンタルを終えたあと、帰る前に行列ができていたコロッケ屋さんと饅頭屋さんで夕飯を調達。プルコギコロッケや、チーズクリームコロッケ、あんコロ、海老饅頭などを買い込み、全州駅へ。
帰路の途中で、台風による帰国便のキャンセルが決定。半ば予想していたが、もう一日遊べることになったので、延泊分のホテルをソウルに江南に確保。日系ホテルだったので銭湯がついており、熱い湯とサウナでリフレッシュできた。お風呂大好き。
お昼は人生2回目のカンジャンケジャン。
醤油やヤンニョムに漬け込んだワタリガニを、ビニール手袋をつけた手で甲羅に圧力をかけて身を押し出すようにして食べる。半透明の弾力ある身がおいしくてひたすら夢中で食べた。こんなにおいしくて、お代わり自由とか神なのか。甲羅を皿にして、蟹を浸していたスープとご飯を混ぜて食べるのも絶品だった。さすが、ご飯泥棒の異名をもつだけあるなー。胃袋の限界まで食べた。
ついでに一年ぶりくらいにサムジキルを散歩。AlivingMuseumというトリックアート展とアトラクション施設へ。スカートで行ったのは完全に間違いだった!が、思いがけず全力でアトラクションを楽しんだ。
オソルロクという有名なお茶屋さんで休憩。
イートインスペースが2階と3階にあるが、かたやファーストフード、かたや喫茶店風と、内装が別の店か?と思うほどに違う。もちろん3階へ。ロールケーキは、ちょっとクリームが少ないが、小山ロールを思い出す美味しさだった。
夕方は汝矣島で散歩。テントを持ち込んでくつろぐ人たちや、凧遊びをする人たちを横目に、とりとめない話をしながらなんだかんだで電車2駅分くらい歩いた。
ホテル付近で夕飯を食べに外に出る。ノープランで歩いていると看板にカムジャタンの文字を見つけ、まだ食べたことがなかったのでその店に入ったものの、隣席の女性グループが食べていた焼肉料理があまりに美味しそうだったので、あっさりそちらに変更。
注文してすぐ、中央に素晴らしいデザインの鍋が置かれた。素晴らしきツヤ、そして存在感。
山盛りに盛ったモヤシにバターを乗せ、もやしがしんなりした頃に軽く炒めたあと、肉を焼いて食べる。これがあまりに美味しくて、ひたすらもぐもぐ食べる。
適当に入った店が思いがけず美味しいとすごく得した気分になる。また来たい。
次の日は帰国。
出発前に空港1Fのポンジュクでランチをとるのが恒例になりつつある。
今回はじめてかぼちゃ粥にしたけど、すごく美味しかった。あとは愛するプルコギ。いつどこで食べてもすばらしく美味しい。
普段二泊三日の旅行ばかりなので、一日足すと満喫感がさらに追加されて、とても楽しかった。美味しい、よい旅でした。
2018年夏の旅 福岡(8月)
今年の夏休みはあまり旅行期間がとれず、二泊三日が関の山だったので、海外ではなく国内旅行に決定。とりあえず関西以外に行きたい、というリクエストを叶えてもらって行き先は九州にした。
到着してホテルにチェックインしたあと、まず手始めに九州名物、豚骨ラーメンを食べる。ラーメンが名物なだけあって、美味しそうな店が本当に多くて迷った。とりあえずいくつかピックアップした店のうち、一番宿泊ホテルに近かった博多一幸舎総本店に行く。
券売機の一番人気という表示に従い、豚骨チャーシューメンを注文。豚骨味はそんなにきつくなく、ややあっさり目で、薬味棚にはゴマ、胡椒、高菜が備え付けてあり味を好みで何通りにも変えて楽しめる趣向。普通においしかった。
ラーメンを食べたあとはローカル線を乗り継いで、大宰府天満宮へ向かう。参道はとかく梅枝が餅の店がありすぎて、どこで食べようか決めかねたまま、結局食べずに天満宮へ到達。
夏の新緑に朱色の欄干がよく映えた景観がきれいだった。酷暑の夏だったので神宮の散策と参拝をさくっと済ませ、涼を求めて近くの国立博物館へ行く。しかし、展示物の範囲があまりに古代すぎたため眠気に襲われたので早々に退散して、また博多駅に戻る。
かっこいいスタバ発見。
博多駅に戻った後、友人に教えてもらった居酒屋でちょっと早めの夜ご飯。博多名物の胡麻鯖ともつ鍋を食す。美味!美味!友人も職場の同僚も、現地で乗ったタクシーの運転手でさえも、皆が口をそろえて胡麻鯖をお勧めする理由がよくわかった。私も今度から他の人にそう言おう。とても美味しかった~!
胡麻鯖。再訪したら、絶対また食べたい。
もつ鍋も素晴らしく美味しかった。
たくさん食べたので、夜は腹ごなしにシーサイドももち浜まで散歩。到着したのが、ちょうどタワーのライトアップがはじまる時間帯で、海と夜景と、時間ごとに色を変えるタワーをみながら休憩。
次の日は朝からレンタカーで北九州の小倉城までドライブ。天守閣が工事中だったせいか観光客はまばらで、併設する庭園をほぼ貸し切り状態で楽しめた。
縁側からのぞむ庭園。
そこから30分程さらに車を走らせ、関門トンネルを渡って下関、唐戸市場に到着。海の青さが美しい。とにかくお寿司が新鮮、大ぶり、肉厚と何を選んでも最高おいしくて、人混みも気にせず、二回買いに走った。
胃袋の限界に挑戦しようと決意する美味しさ。寿司調達二回目、ついでに揚げ物。何食べても美味しかったな〜。今回、角島大橋に行きたかったけど断念してしまったので、再チャレンジのあかつきには是非ともまたここに来たい。
そのあと再び車で福岡市内へ戻って、南蔵院へ向かう。途中で盛大に道を間違え、予定時間をかなり超過しつつも何とか南蔵院へ辿り着く。山の中腹、迷路じみた道とトンネルを進むと現れる巨大な涅槃大仏。ひとしきり見物して満足したので、レンタカーの返却時間も迫ってたこともあり、帰路へ。
涅槃大仏のサイズ感圧倒的。夕暮れが近く、西日も大仏様の表情も柔らかくてなんかよかった。
天候に恵まれ、今回も楽しい旅でした。
2018年夏の旅 韓国(7月)
二か月に一回のペースで韓国に行くようになってから早二年弱になるが、ソウルと京畿道水原以外の地域を訪れたことはあまりない。
二泊三日といえど、初日と終日は移動にかなり時間をとられる為、フルで終日遊べるのは実質一日だけ。移動に時間を使うのが惜しくて、ほかの地方に出かけても片道2時間くらいの距離が関の山だったが、たまには遠出してもいいんじゃない、と金曜夜に突如思い立ち、急遽日帰りで釜山に行くことに決定。
水原駅から早朝6時40分発の列車に乗って、釜山へ出発。朝ごはんは駅で買ったキムパブ。
シンプルで美味しい。
睡眠時間が少なかったこともあって、途中大田駅で乗り換えたものの、それ以外はほぼ爆睡。10時過ぎに釜山駅へ到着。
駅構内を出てすぐ、照りつける日差しの中輝けるイケメン、パク・ソジュンのポスターを発見。思わず撮る。
地下鉄とバスを乗り継いで、カラフルかわいい甘川文化村に到着。
抜けるような青い空、色とりどりの屋根、意匠こらされた路地や壁の数々…だがしかし当日の気温35度。容赦ない日差しと照り返すアスファルトに茹で蒸され、感動どころじゃなかった。二年前の真夏に京都伏見稲荷に行ったことを思い出す荒業…。次に再訪する際は春か秋に来ようと決意。
町中の至るところに施されたデザインやオブジェが多彩で散歩が楽しかった。動物モチーフに目がないので、個人的に一番目を引いた青年と犬のオブジェ。つぶらな目の犬が愛くるしい~!!
文化村での散策を終えて、タクシーで松島海水浴場に移動。近くにある、松島海上ケーブルカーに乗る。車窓から眺める海も空も美しい、がゴンドラ内は空調がなくただのサウナ。またもやよく蒸される。
空飛ぶサウナでしたよ!テトラポットもカラフルでかわいかったんだな~、写真を見返して気づく。
頂上に着くと、精巧な恐竜のジオラマがお出迎えでテンションアップ⤴️
周辺を散策、木々の合間から覗く海が美しい。しかし暑い。
暑さに耐えかね、しばし休憩したあと遅めの昼食。釜山名物ミルミョン 。
ネンミョンそっくり。両者の違いは原料で、ミルミョンが小麦粉、ネンミョンがそば粉、でんぷん粉だとのこと。よく冷えたスープに、つるっとしてコシがある麺が美味しい。ネンミョンとの違いはよくわからなかったが、美味しいのでよし。
韓国でおすすめ料理は?と聞かれたら、夏は絶対ネンミョンを推す。韓国料理の楽しみの一つ。
昼食のあと、地下鉄とバスを乗り継いで、海辺にある海東龍宮寺へ。
海辺というより岩の上に建てられている、凄い。
夕方になると日差しと気温がちょっと和らぎ、景色を楽しむ余裕が出てきた。荒く削ったような武骨な岩肌と紺色の海、朱色が鮮やかな寺院のコントラストがうつくしい。
夕飯は、海雲台近くの市場にある有名店でコムジャンオという鰻料理を食べる。
水槽から取り出した鰻を、店員が流れるような手つきと速度で頭部を断ち、捌き、まだ生きているように動く身をすばやく蒸し焼きにして食べる。
普通、コチジャンとキムチで味付けるようだが、辛いのが得意じゃないので塩とニンニク味を選択。柔らかく蒸されふくらんだ身をエゴマやサンチェに包んで食べる。味付けも具もシンプルなのに、魚のだしがよく効いて、味わい豊かで美味しかった。
特急の釜山滞在を終え、20時過ぎの列車で水原に帰る。帰りの列車も寝倒し、到着したのは何だかんだで0時頃。シャワーだけして即就寝。楽しかったがいくらなんでも暑すぎたよね…。
次の日は朝からソルビンへ、マンゴーチーズソルビンを食す。
とろりと艶のある黄色がうつくしいマンゴーと、酸味があるヨーグルトアイスとチーズの組み合わせが美味しい。細かく削った氷をここまで目に楽しく口に美味しくできるなんて凄い。あー口福、私の夏の訪韓の楽しみよ…。次はブルーベリーとまたメロンが食べたい。
よい旅でした。