2019年晩夏の旅 四国

旧盆の休みに合わせて恋人が来日してくれたので、土日に有給三日をくっつけて晩夏のプチ旅行を敢行。

初日は大阪駅で待ち合わせて、グランフロントにある函館の有名回転寿司店、函太郎に行く。

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九時に到着。平日火曜といえど、客席は八割がた埋まっていて驚く。さすが人気店。

ラストオーダーが十時だから品数少ないかと危惧したけれど、まったくそんなことはなく、刺身の種類は多く、北海道から日々空輸するというネタはいずれも大ぶり、肉厚ですべてが美味しかった。

 

次の日はレンタカーを借りるために阪急電車に乗って三ノ宮へ。日差しを避けるために寄ったさんちか内にある台湾甜商店で朝食がわりに初のタピオカドリンクを購入。

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冷たく甘いミルクティが、つるっとした弾力のある餅とよく合っておいしかった。表面にあしらわれた小さな花とロゴの赤が効いてておしゃれ。

三宮でレンタカー借りて、まずは淡路島のサービスエリアまでドライブ。晴れた日なので空が青く、普段は電車の車窓越しに眺めてるだけの明石大橋の白い陸橋が青空に映えて美しい。四国ー淡路島間にかかる鳴門大橋のサービスエリアで休憩。

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ちょうどお昼時だったのだけれど、タピオカの腹持ち具合が良すぎてSA名物料理は食べる気になれず、しばし散歩したのちに次の目的地、大塚国際美術館へ。
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まず訪れたのはヴァチカンのシスティーナ礼拝堂旧約聖書をモチーフとした色鮮やかで壮大な宗教画が四方に描かれている。

数年前ローマで見た現物は、おぼろげながら照明が暗く、室内には私も含め大勢の観光客がいて、あまりゆっくり鑑賞できなかった記憶があるのだけれど、ここは隅々まで明るく鮮明に見渡せる。天地創造、アダムとイヴ、ノアの箱舟などよく知られた物語の場面が描かれた天井画はひたすら壮大の一言。しかしただ見上げているだけでも首が痛くなるので、当時描いた人の負担はいかばかりか…と思いを馳せてしまう。

館内の2階バルコニーからだと負担なく全貌が見渡せる。

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イタリアのパドヴァにあるスクロヴェーニ礼拝堂。かつて現地に訪れたことがあるものの、もはやなぜ行ったかも思い出せない…。現地は予約制で鑑賞時間15分と厳格に定められていた記憶があるのだけれど、原寸大に再現された一室で好きなだけ鑑賞することができる。

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外の庭園を散歩したのちに館内レストランでランチ。1300円とは思えないボリュームたっぷりで美味しかった。
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最後の晩餐を見ているとき、ちょうど館内ガイドの方が説明をしてくれていたので、修復前後の差異や、12人の弟子の中でユダを裏切りの象徴と絡めてどう描写したか聞く機会に恵まれてラッキーだった。

古代から現代にかけて、本当に膨大な数の西洋絵画が時代順に展示されているので、事前知識がなくても、画材や画法の変遷、国ごとの特色の違いが伝わってくるのが楽しい。

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一巡りしたあと、再び車で香川にある素敵な旅館まで一走り。

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大きな窓から市内が一望できる広々とした素敵な旅館を予約してもらった。外へ夕食をしに出かけている間に布団がセッティングされている古き良き旅館スタイルを楽しんだ。浴場も広々として清潔で良かった。
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次の日はお目当ての栗林公園まで。国の特別名勝に指定されているだけあり、見ごたえ抜群。一歩一景の言葉どおり、足を進めるたびに変化に富んだ美しい景色が次々現れる。すごく素敵な場所だった。
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併設の土産物ショップでおやつを買い込み、再び神戸に向けてドライブ。大体運転1時間半くらいで集中力が切れてくるので、途中SAに寄って休憩。淡路島で立ち寄ったSAはどこも景観が良くて土産物売り場が広くて見て回るのが楽しかったな。
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次の日はUSJに行って会社の先輩方と食事。その次の日は先輩に教えてもらった肥後橋の素敵イタリアンの店でランチ。本当になにを食べても素晴らしく美味しい店だった。食べ終わるのが惜しいと感じるほど。味もサーブのタイミングも接客も完璧。ワインを頼むと淀みなく明朗快活に説明してくれた女性スタッフが、自信と矜恃が佇まいに満ち溢れているようでかっこよかった。
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最終日。

映画館にて「天気の子」鑑賞。

うつくしい映像とエモーショナルな音楽の力でごり押しされる、君と僕じゃなきゃ駄目なんだ感に辟易しつつ、誰も彼も児童福祉に無頓着であるが故に成立するヒーロー物語だと感じた…。

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ランチは海南鶏飯の有名店で。鶏肉の厚みと口に入れたときに解けるような柔らかさと程よい塩加減のバランスがよく美味しかった。

帰りは特急ラピートで空港まで。普通席に空きがなかったのでデラックスに初めて乗った。ラピートのデザイン、丸窓が好きだ。これで遠出したいなー。

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よい旅でした。

2019年の夏休み(韓国)

夏休みも半ばに渡韓。

到着初日は退勤した恋人と合流して、有名なスウォンカルビを食べにバスで水原市まで。恋人が周囲に聞いたところ推薦する人が多かったとのことで、カボジョンカルビという店を訪問。

同じ道路に面したところに本店と別館が4件も立ち並ぶ巨大店。玄関を入ってすぐ待機されていた案内スタッフの服装が男女共にタキシードでかっこよかった。

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ヤンニョムで味付けしてないほうの肉を注文。即座に運ばれてくる数々のパンチャン。

肉は常に定員さんが焼き頃を見計らっては返し、一口サイズに切り分けてくれる、大変有りがたいおもてなしスタイル。厚みのある肉は柔らかく弾力があって、コチュジャンでも塩でも酢漬けでも何と合わせてもとにかく美味しい。大量のパンチャンは、ひと手間かけられたことがわかる丁寧さで作られていて全て美味しかった。さすが名店。

 

次の日は韓国だと独立記念日にあたるため祝日。サムスン美術館に行くためにバスに乗ってソウルに出る。

お昼には明洞で全州ビビンバを食す。韓国内でも美味しいものが多いと名高い全州ビビンバは、その具材の多さで有名で一度食べてみたかったのだ。
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石焼き生ユッケビビンバを注文。若もやしとか韓国かぼちゃとか豆もやしとか前評判通りとかく具材が多くて、目と食欲が満たされる。自炊ハードルが高そうな料理ほど食べたときの幸福度が増すな。

食後は予定通りサムソン美術館を訪問。その国の美術や文化において何を良しとしてきたのか知るための入り口の一つとして、美術館や博物館を訪れるのが簡単かなと思ったのだった。
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入場受付でオーディオガイドを借りる。先端にセンサーが搭載されており、展示物の前に来ると自動的に展示物の詳細表示と音声ガイドを開始してくれる。ものによってはガイド上に表示された3D画を拡大、回転させて細部まで確認できたりする。便利すぎてひたすら感動していた。レンタル代1000ウォン。安い。

青磁白磁など陶磁器が歴史ごとに並べられていて技術、意匠の変遷が目にわかりやすいのと、国宝と宝物の違いなどガイドが詳細に説明してくれるので興味深く楽しめた。

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ひたすら美しい螺旋階段。
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外に出ると巨大なオブジェの向こうに虹。館内展示を見終わったのが閉館時間の間際だったのであまり外観を見学できなかったけど、整然として雄大で素敵な建築だった。

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美術館を訪れたあとはツイッターで評判になってたピンスを食べに、カロスキルのダンオクという日本式デザートの店まで。

桃単品では糖度が低く酸味が勝る味で、上にかけられた桃ゼリーと、下のミルク味の氷の甘みと合わせるとちょうど良くて美味しかった。フルーツ大盛りというだけで無条件に嬉しい。
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前から使ってみたかったハクスリーの店舗が近くにあったのでついでに寄る。入って大丈夫なのか?と迷うようなマンションビルの二階にあった。
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日本語堪能な男性スタッフが、5万ウォン以上買うと3万ウォン相当のトライアルセットが付きますと親切に教えてくれたので、元々買う予定だった美容液と合わせてハンドクリームを追加購入。
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睡眠食事適度な運動ほどには、スキンケアの効果に望みは持っていないし、荒れなきゃいいんだ的考えだけれど、ビジュアルの潔い美しさに惹かれた。柔らかく伸びが心地よい使用感とひかえめで落ちついた匂いが好印象。ブックカバーに顕著に感じるのだけれど、韓国製品はデザインが本当におしゃれ。

16日

韓国は平日なので彼は出勤。洗濯と簡単な掃除して、午前中は持ってきたテキストで勉強。何度やっても助詞、綴り、分かち書きなど無数に間違えるが、何かの留学ブログで読んだ「そのできない問題を1000回繰り返したのか」という問いを思い出しつつひたすら練習問題を繰り返す…。

お昼は彼と同期の人と三人で、会社近くの店で待ち合わせて食事。韓国映画やドラマでよく見かけるものの食べたことがなかった、ジャジャン麺に挑戦。

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黒々とした見た目ほど濃くもこってりともしてなく、つゆだく焼きそばと言った趣きのある味で、思ったより美味しかった。

帰ったあとはカフェに出ようかと思ったが部屋着の楽ちんさに負けて、昼寝したあと再び勉強。

夜は大好きな刺身。これで中サイズ2000円強。途中から彼の同僚と一緒に食事。韓国刺身の一匹まるごと捌いて出してくれるスタイルを本当に愛しているので、すぐ刺身をリクエストしてしまう。

なぜか普段より酒がよく回ってしまったので、失礼ながら早めに帰らせていただいた…。ミス!
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17日

エバーランドにあるカリビアンベイというウォーターパークに行く。行く前に、家の近所にあるスンデグクの店で食事。ベースが薄味なので、別皿によそったスープに、キムチ足したり塩、塩辛、ヤンニョム足したり、色々味を変えて楽しむ。スンデは最初は見た目が苦手だったものの慣れたのか、はち切れんばかりにむっちりと身がつまってる触感が美味しく感じてきた。

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リビアンベイはちょうど訪れた日に現地アイドルのコンサートがあり、こんな夥しい数の人を見たのは久しぶり…というくらい大量の人がいたが、室外、室内プールの種類が豊富で果ては多数のスパまであって気がついたら5時間くらい遊んでいた。二人とも携帯の防水ケースを忘れたので、かろうじて帰り際に写真を撮る。

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夜は恋人の友人含め5人でカンナムで焼肉。一周目は牛、二週目はサムギョプサル、追加で冷麺。人数が多いとあれこれ楽しめてよいな。韓国語会話が本当に下手で反省…。

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恋人の誕生日なので、食事の帰りにホテル近くのC27というケーキ屋に寄る。チーズケーキのバラエティが27種類もあり、全種のケーキにおいてチーズ含有量が70%以上というこだわりがあるという店で、絶対行ってみたかったのだ…。深夜1時までの営業で、訪れたのは夜10時過ぎていたけれどイートインの人の多さに驚く。店内の内装がめっちゃかわいい。

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悩みに悩んで4種類を選択。オレオ、ベリー&ベリー、マシュマロ、あと一つは忘れた。お酒が飲みたかったので持ち帰り、コンビニでワイン買って部屋で乾杯。

どれもチーズ濃厚でそれぞれのフィリングの味が効いてて超美味だった。酸味強めの甘酸っぱい味が好きなので、4種の中ではベリー&ベリーが一番好みだったな。再訪するときはイートインで食べたい。

18日

夏休み最終日なので帰国日。まず江南にある都心ターミナルで飛行機の事前チェックインと出国手続きを済ませる。空港までシャトルバスで1時間とのことで、搭乗時刻の30分前に到着するバス便のチケットを購入したあと、昼ご飯を食べるため隣にあるCOEXモールに移動。

トルコ料理店を見かけたので、ランチはケバブとピザにした。トルコライスの塩加減が本当に好き。

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COEXモール内にあまりにも素敵なインテリアの図書館を発見し、吸い込まれてしまった。見る角度ごとにアクリルガラス?が反射する光の色合いが変わってあきない。色合いは違うけれど、台湾の美麗島駅を思い出した。ここで読書できるように勉強頑張るぞ。

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空港バスの所要目安1時間とのことだったが、夏休みだということをすっかり忘れており、空港までの道で大渋滞を起こし、結局空港到着したのが搭乗時刻の5分前だった。大変恐ろしい状況だったが、15分後には搭乗ゲートまで辿りついていたので、あらためて事前チェックインのありがたみを噛みしめた。本当に、本当によかった…!!

不買運動のさなかだったためポーターやユニクロなど日本製の商品を扱う店は店員以外誰もおらず閑古鳥が鳴いていたが、日本式の飲食店はそれなりに人が入っていると感じた。ユニクロはオフラインで品切れが続出していると聞いた。NO安倍の垂れ幕はたまに見かけた。

商品を持ったままうろつく私に、こちらのサンプル付き商品がお得ですよと交換してくれたり、日本語でレジを対応しながら、私の財布についているお守りを見て、うわあ、かわいいですね、と声をかけてくれたり。親切な店員が多いのは、いつもと変わりない韓国だった。

時々恋人と二国間の問題について話をした。戦争があった昔より人権意識は大幅に向上しただろう現代でさえ、進行形で技能実習生問題があり、夫婦同姓や性別による入試不正や男女賃金格差など性、国籍差別が顕在化されど解決がまだまだ遠いのだから、徴用工や慰安婦問題への軋轢解消もまだ難しいだろう、という答えを返すしかなかった。大人になるにつれて、こんな国だと思わなかったと思うことが増えていく、とそんな話をした。

自分の国がアジア諸国に加害した歴史を知ること。この先、書くこと語ることを臆さないこと。自分にできる努力をする。そう思う夏の旅だった。 

2019年春の旅 韓国(6月)

今月は二泊三日の韓国旅行。誕生月なので晩ご飯は焼肉をリクエストして、会社の人に評判という近所の焼肉店に連れて行ってもらう。

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牛肉あばら薄切り、カルビ、ロースステーキの贅沢三種盛り。タレは塩、ヤンニョム、玉ねぎの酢漬け。ナムル、卵蒸し、テンジャンなどふんだんに用意されたパンチャンと共に食事。酸っぱいものに目がないので、お酢系ナムルが多くて嬉しい。美味しかったー!

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家に帰ってからデザート。パリスバゲットのチーズケーキを買ってきてくれた。スフレチーズケーキと思いきやクリームチーズがすごく濃厚で、よく冷やした二日目の朝が更に美味しかった。

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一つ目の誕生日プレゼントに、手紙とBYREDOというブランドのハンドクリームを貰う。濃密なのに重さを感じない花の香りで、時間が過ぎるにつれて香りの印象が変わる。手が顔に近づくたびに素敵な芳香が香って嬉しい。普段指輪をつけないので手元にプレゼントがあると心がはずむ。チューリップは朝露の降りた庭を思わせる花であり、春の再生の象徴なんだそう。文章まで素敵だ。気に入りすぎて同種の香水が欲しくなってしまう。そして手紙が殊の外嬉しかった。

 

次の日は朝からエバーランド に行く。
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待機時間は最長1時間まで、と決めて乗ったアトラクションたち。沢山スリルと浮遊感が味わえて楽しかったー!

一番人気のジェットコースターはどうだったかわからないけれど、回転率が高くない乗り場は乗客が1時間以上は待機する前提で作られているのか、乗り場に至るまでに売店があったり随所に日よけテントと扇風機があって、そんなに待つのが苦にならなかった。

一日いても回りきれないと思えるほど広大な敷地だけど、至るところにトイレや椅子があって疲れたらすぐ休める仕様になっているのがありがたい。

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食堂がある広場はチェコテルチの街並みに似たデザイン。年始にチェコに行ったときは時間が足りなくて行けなかったので、思いがけず見られて嬉しい。ランチしたあとで広大な薔薇園を散歩。

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カメラに鮮やかに映える場所がとにかく多くて、歩いてるだけでも楽しかった。しかし飲食物は私が食べた限りすべてが微妙!スムージーすら美味しくなかった…。悲しい。

併設の動物園を散歩したあと、バスへソウルの鍾路三街へ向かう。ホテルに荷物を預け、大学路に移動。今夜は恋人の友人カップルと四人で食事。夜空がもう初夏の色だ。
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日本式居酒屋で刺身祭り。日本式だけあって、刺身を複数種類盛りつけてくれる。90〜00年代のJ-POPが流れ続けていて、ひとり懐かしかった。

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誕生月ということで、食事のあとで友人の彼女さんがアイスクリームを買ってくれた。サーティワンではストロベリーチーズケーキばかり選んでしまうので、四人もいると自分では選ばないフレーバーがたくさん食べられて嬉しい。

 

次の日は朝からロッテデパートでショッピング。誕生日プレゼントに夏服を買ってもらった。緩やかなプリーツとウエストに絞りがある柔らかい生成り色のノースリーブワンピース。大事に着よう。もう少し二の腕を細くしたいから帰ったら運動頑張るぞ。

 

空港到着時にファストレーンを利用するため、A'REXソウル駅で事前チェックインと出国審査を受ける。これをすると荷物検査から出国まで大幅に時間短縮ができて、出発一時間前に空港到着しても充分間に合うので、心に余裕ができる大変よいシステム。おかげでゆっくりランチができた。

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空港では愛するプルコギを食す。よく遊んで、美味しいものを食べて、たくさん優しくしてもらって、満ち足りて幸せな気分で帰路につく。

よい旅でした。

2019年春の旅 神戸(5月)

今月は神戸で一泊旅行。

夜は友人達と焼き鳥を食べに行くため、肉系を外しつつちょっと軽めのランチということで、前から気になっていたさんちかの海鮮丼を食べに来た。

tabelog.com

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軽めと言っていたことは即忘れ、1980円の究極の海鮮丼の注文したところ、この刺身の種類の多さ。予想以上の豪華なランチが出てきてびっくり。酢飯か白ごはんか選べたので、白ごはんにしたところ、熱々のご飯の熱が刺身に移って生ぬるくなってしまい少し残念だったけど(完全に自分の選択ミス…)、大ぶりの魚介が盛りだくさんで、貝殻の下にも刺身が隠れていたり発掘めいて楽しく、美味しかったので満足。

暇だったのでラウンド1に行ってボーリングで遊んだあと、元町駅近のホテルでチェックイン。集合時間まで休憩。

http://www.booking.com/Share-9w0CuAR

ここの浴場と部屋の内装の雰囲気が好き。

 

夜は友人ともどもお気に入りの焼き鳥屋で散々飲む。飲み過ぎてご飯の記憶がいっさいない。いつ帰ったのかも記憶にない。次の日の朝は早々にレイトチェックアウトを決め、胃薬を飲んでぎりぎりまで寝て、スパに行ったりして、時間までだらだら過ごす。

お昼は胃への優しさを求めて粥のランチセットがある中華料理屋へ。

tabelog.com

これがすごく当たりで、まず前菜4種の蒸し鶏、焼き豚、サーモンマリネ、ピクルスがめっちゃ美味しくて心わしづかまれた。
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そのあとの点心も春巻きもデザートもすべてが美味しかった。見目なきれいで味が美味しい料理を複数種類一度に味わえるという外食の楽しみがふんだんに味わえて嬉しいな。料理が好きじゃないこともあり、一つ一つをつくる手間暇を想像してさらにありがたみが増してしまう。これまであまり中華を食べたことはなかったけれど、俄然点心が美味しい店を探したくなるなー。お粥はシンプルな中華風味の薄味で、薬味で色々味が広がっていくのが良かった。これで1200円とかありがたすぎる。ランチセット以外も食べてみたいので、次は友達誘って夜に来よう。

 

ランチの後は最近はまっているハーゲンダッツのマンゴー&ブラッドオレンジのジューシーバーを食べ歩きしながら、北野坂を散歩。ジューシーバーはこんなに美味しくて125kcalとかありがたすぎるので夏に末永く販売していてほしい。

初デート以来に、久しぶりに布引ハーブ園に行く。
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頂上に近づくにつれて山の緑がぐんぐん迫ってくる、このロープウェイから臨む山と、振り返った先の神戸の景色が凄く好きだ。頂上についたら、花は盛りの庭園を散歩。とりどりの薔薇が咲きこぼれ、晴天の青空とあいまってとてもきれいだった。
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美味しいものをたくさん食べて、友人とも恋人とも遊んで、よい週末でした。

2019年春の旅 韓国(4月)

今月も二泊三日で渡韓。

金曜夜は恋人の勤務先近くにある、刺身食べ放題の店で食事。開け放した窓から吹く風が気持ちいい、よい季節になったなー。

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平目や鯛など白身魚の刺身がたくさんあって嬉しい。刺身はもちろん、旬の焼き鯖が脂がのって身がふっくらして美味しく絶賛。おかわり二週目では貝の代わりにサーモンが加わって、歓喜しながらばくばく食べる。

匂いに対する忌避感が日本より緩いと知ったので、韓国に来ると昼夜問わずニンニクを食べてしまう。

匂い同様咀嚼音を立てることも悪いマナーだと見なされないため、時々隣席にすさまじく音を立てて人がいて閉口することもあるけど、忌避感や抵抗感というのは文化が育むもんなんだな、と身にしみて実感したりする。

客がレジ前にいなければ接客中スマホで遊んでてもよいし、毎度自由さが羨ましい。

また行きたいのでメモ。

www.google.com

残業続きでろくに寝てなかったので、土曜は昼前まで惰眠を貪る。起きてから、電車とバスを乗り継いで、カンジャンケジャンを食べにソウルまで移動。
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見覚えあるなと思ったら、支店が水原にあり何度か行ったことある店だった。
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ヤンニョムケジャンは軽く味見したソースだけでも地獄の辛さだったので、手つかず。パンチャンの種類と味は水原支店のほうがよかった気がするけど、何にせよカンジャンケジャンとカンジャンセウはいつ食べても変わらず美味しい。

 

たらふく食べたあとは散歩しにソウルの森へ。広場でシャボン玉で遊ぶ家族づれが多く、光を反射した泡がたくさん浮かんでいて、みんな楽しそうだった。
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緑色の木々や並木道がわけもなく好きなので、春は延々と散歩したくなる。徒歩で一周したあとは、カップル自転車をレンタルしてサイクリングを楽しんだ。レンタルでは自転車の他、バトミントンもローラースケートもあったので手ぶらで来ても十分楽しめそう。

園内はチューリップが花盛りでとても美しかった。
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先日彼が指輪をなくしたので、貴金属専門の商店街がある鍾路三街にて新しいペアリングを買ってもらう。正直自分でもいつか失くしそうな気がするので、最初が自分でなくて助かったという気分…。最初に目に入った店で三種試して、細身のゆるやかな彫りが捻りに見えるデザインに決定。イエベ秋とブルベ冬であまりに似合う色が違うので、ローズゴールドとホワイトゴールドの色違いにした。来月受け取るのが楽しみ。

カンジャンケジャンでお腹いっぱいだったので、夜は簡単にチヂミを食べつつ、焼酎を飲みながら先行き未定な将来について話し合い。結論が出るまでは情報収集と課題対処に努めるしかないのだ…。来年どうなってるかなー!

 

ソウルに出たついでに久々お泊り。龍山駅直結の素敵ホテルを予約してもらう。

内装がおしゃれかわいく、別階に浴場があるのも嬉しい。

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次の日は龍山駅併設のショッピングモール内にあるケジョルパプサンというビッフェでブランチ。

www.seoulnavi.com

肉類メニューが豊富でビビンバもサムギョプサルも食べられて、デザートにピンスも作れる食いしん坊には夢のような店だったー!帰国便の時間が迫っていたので、泣く泣く切り上げちゃったけど、また近くに来ることがあれば是非来たい。

今回もおいしい旅でした。

2019年春の旅 韓国(3月)

二ヶ月ぶりに渡韓。空港からバスで華城市へ行く。初めて行く場所なので、バス車内ではGoogleマップとにらめっこしつつ、市内バスに乗り換えて無事に目的地に到着。スマホがなかったら辿りつける気がしない。

残業で深夜1時に帰宅荷造りをして4時間睡眠で疲れていたので、夕飯には肉を所望。

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家の近所の豚焼肉。壁の気の抜けたイラストがかわいい。鞄やジャケットの匂い避けに大きなビニール袋を手渡してくれる。焼き方は客のお任せだけど、ダクトの清掃やらパンチャンお代わりやら、店員さんが細やかに世話を焼いてくれてありがたい。丁寧に接客されると、身にしみて感謝を感じる年頃。しかし用事ないときはがんがんスマホしてる韓国接客の自由さが早く日本にも導入されますように。
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ホワイトデーのお返しにと、帰り際にパリスバゲットでホールケーキを買ってきてくれた。ほのかなチーズを感じるクリームの柔らかい甘さと、苺ジャムの酸味が効いて普通に美味しかった。こんな暴食は月に一回だから、と言って深夜に関わらずばくばく食べる。

次の日は久しぶりに映画を見に行こうと、バス二駅の先のショッピングモールへ。モール内にあるフードエリアを見回った末、ランチは恋人が食べたことがないと言ったので、インドカレーブッフェに。ビーフもチキンもベジタブルカレーもすべて美味しかった!

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時間があったので腹ごなしに近場にあったハイキングコースを散歩。それから、寝ても覚めても、というタイトルの邦画鑑賞。

かつて失踪した恋人と瓜二つの男性に出会い、戸惑いながらもその男性と付き合う女性の物話。場違いに軽快な音楽、明度を抑えた色調、芝居じみたダイアローグ、通奏低音のように不穏さが漂っていて、最初はホラーなのかと思った。東出昌大の端正な容貌と高めの声のアンバランスさも、その不穏さに寄与していて見終わったあとでは、なんとも絶妙なキャスティングだと思ってしまう。結末の受け入れがたさに、自分が愛情の継続に安心感を重要視してるんだな、と逆説的に思い知らされるような映画だった。共感できる部分はなにひとつない、理解もできない、ただ浮かんだ感想がそのまま自分の恋愛観を否応なしに浮きあがらせてくる、そんな映画だった。ある意味味わい深い作品なのかもしれないな。おすすめはしないけれど、映画好きの友人たちと一緒に見たい作品だと思った。

挿入歌に得体の知れない中毒性があって、終わったあともしばらく二人でCMを検索してまで聞きつづけてしまった。

 

夕飯は近所のヤンニョムチキンで手軽に済ます。

お互い疲れているのと、最近導入されたマットレスの寝心地がすばらしく、讃えながら延々と寝ていた。回復したー。睡眠への希求度が同程度なので、どちらかの眠気を優先した結果、予定が侵食されても不満を抱かずにいられるのはラッキーな相性だと思っている。
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3日が過ぎるのは早く、もう空港。今回は4階にある、韓国式レストランで食事。隙あらばプルコギを食べてしまう…美味しい。たくさん寝て食べて話して、回復した。よい休日でした。

2019年冬の旅 北海道(2月)

瞬く間に時間が過ぎていく。時系列に書くことを諦めた…。

今年の冬は日本で蟹が食べたいとのリクエストを受けて、北海道へ行くことに決定。折しも雪祭りのシーズンだったために高騰すさまじい札幌のホテル価格に目眩を覚えた。

北海道に行くのは約10年ぶりだけど、新千歳空港のおみやげスペースの規模の大きさにびっくり。

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恋人の出迎えに国際線に向かう。ウェルカムフォトスペースがめっちゃ可愛いな。
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ホテル到着した後、さっそく夜ご飯のお寿司へ。行きたかった回転寿司は、平日木曜19時の時点で100人待ちだったので諦めた。駅ビル内にあったお寿司屋さんへ。

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日本酒飲みながら好きなネタを一通り注文。カニ汁を初めて飲んだけど、カニの出汁が濃厚ですごく美味しかった。身は全てを放出しきった感のある無の味がしたけど。

二人とも無類の鰻好きなので、鰻寿司は迷わずおかわり。ふわふわで口に入れた瞬間とろける至福。刺身も寿司もネタが大きく厚みがあって何食べても美味しい…。

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外に出たら軽く吹雪めいており、速攻地下鉄駅構内に避難。雪が小ぶりになった頃に雪祭り会場へ出かけたものの、iphoneが低温検知に引っかかってシャットダウンしたため、ろくに写真撮れず。ちょうど観測史上最強といわれる寒波が来ている最中で、寒くて観光どころじゃなかった。えーん!スノーブーツを持ってきて本当に良かったと思う。

 次の日はツアーで美瑛に行くはずだったけれど、強烈な寒波のためツアー開催そのものが消滅。札幌から電車で30分の小樽観光に切り替え。

やはりここでも-15℃と寒さが半端なく、絶えず吹雪めいた風に横殴りにされ、散策の心がさくっとへし折れたので、急遽駅からタクシーで20分ほどの場所にある日帰り温泉に逃避。
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積雪すさまじい小樽駅
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45分2000円の貸切家族風呂、予約時間よりすこし早めに行ったけど案内してもらえて、実質一時間滞在できた。窓の外に広がる雪景色をみながら、のんびり熱い湯を楽しむ。

小樽の中心地から少し離れた、内装が古風床しい温泉宿で、帰り際清掃のため扉が開けられた部屋を伺うと、閑静な和装の室内と、窓から見る雪景色が美しかった。雪が見える温泉宿への滞在欲が高まる。

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再び小樽駅に戻って駅前市場内にある海鮮丼でランチ。丼は意外にサイズが小さく、ご飯の量がめっちゃ多かったけど追加で頼んだ焼きツボダイの干物が余りにおいしく、普通に完食。身がふっくら、塩加減絶妙で最高だった。そしてサービスで付いてくる蛤の味噌汁がすごーく美味しかった!具は一種だけという潔さなのに、滋味深いとはこのことか!という豊かな味。魚介だし凄い。一番忘れられない味。サイズに比べて割高感はあるけど、観光地だし美味しいから悔いなし。

朝方に比べて降雪がましになったので、運河沿いを散歩して札幌に戻り、ジンギスカンで夜ごはん。

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次の日のランチ。駅ビルにあるよつ葉ホワイトコージ。夜は蟹が控えてるので控えめにしようと言ったはしから、お互い好きなパフェとパンケーキをシェアで。チーズに目がないので抹茶クリームチーズパフェにした。

パフェはクリームチーズが弱くて具材の糖度に差分がないので終盤飽きが来てしまった…。甘味×甘味の選び方難しいな〜。

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時間があったので、つどーむ雪祭り会場へ。

ラフティングボートに乗ってスノーモービルで周回するスノーラフトアトラクションを体験。見てるよりずっと体感速度が速く、かなり振動するので乗ってる間叫びっぱなし。体感スリルって面白いよね、と久々に思い出した。楽しかった!

夜はこの旅一番の目的である蟹。

双子山 しょうじ
https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1023705/

女将さんが何くれとなく気さくに話しかけてくれる小料理屋さん。野菜や海鮮、どれをとっても丁寧に仕上げられた料理を少しずつ頂きながら日本酒を楽しむ。

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毛蟹を食べたあと、作ってもらった甲羅酒が本当に美味しかった。機会を見つけて少しずつ飲むようにしていたら日本酒への抵抗感が薄れてきたのを感じる…。今年は積極的に飲んでいくぞ。もう少し味の機微をわかるようになりたい。

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最後に〆ラーメン。9:00時点で開店している唯一の店に入るが、いたって凡庸な味だった、えーん残念。次回に期待。国際線で恋人を見送ったあと、物産展で家族宛に大量にお土産購入。

カード明細を見るのが恐ろしいけれど、今回もよい旅でした。