2018年夏の旅 韓国(7月)
二か月に一回のペースで韓国に行くようになってから早二年弱になるが、ソウルと京畿道水原以外の地域を訪れたことはあまりない。
二泊三日といえど、初日と終日は移動にかなり時間をとられる為、フルで終日遊べるのは実質一日だけ。移動に時間を使うのが惜しくて、ほかの地方に出かけても片道2時間くらいの距離が関の山だったが、たまには遠出してもいいんじゃない、と金曜夜に突如思い立ち、急遽日帰りで釜山に行くことに決定。
水原駅から早朝6時40分発の列車に乗って、釜山へ出発。朝ごはんは駅で買ったキムパブ。
シンプルで美味しい。
睡眠時間が少なかったこともあって、途中大田駅で乗り換えたものの、それ以外はほぼ爆睡。10時過ぎに釜山駅へ到着。
駅構内を出てすぐ、照りつける日差しの中輝けるイケメン、パク・ソジュンのポスターを発見。思わず撮る。
地下鉄とバスを乗り継いで、カラフルかわいい甘川文化村に到着。
抜けるような青い空、色とりどりの屋根、意匠こらされた路地や壁の数々…だがしかし当日の気温35度。容赦ない日差しと照り返すアスファルトに茹で蒸され、感動どころじゃなかった。二年前の真夏に京都伏見稲荷に行ったことを思い出す荒業…。次に再訪する際は春か秋に来ようと決意。
町中の至るところに施されたデザインやオブジェが多彩で散歩が楽しかった。動物モチーフに目がないので、個人的に一番目を引いた青年と犬のオブジェ。つぶらな目の犬が愛くるしい~!!
文化村での散策を終えて、タクシーで松島海水浴場に移動。近くにある、松島海上ケーブルカーに乗る。車窓から眺める海も空も美しい、がゴンドラ内は空調がなくただのサウナ。またもやよく蒸される。
空飛ぶサウナでしたよ!テトラポットもカラフルでかわいかったんだな~、写真を見返して気づく。
頂上に着くと、精巧な恐竜のジオラマがお出迎えでテンションアップ⤴️
周辺を散策、木々の合間から覗く海が美しい。しかし暑い。
暑さに耐えかね、しばし休憩したあと遅めの昼食。釜山名物ミルミョン 。
ネンミョンそっくり。両者の違いは原料で、ミルミョンが小麦粉、ネンミョンがそば粉、でんぷん粉だとのこと。よく冷えたスープに、つるっとしてコシがある麺が美味しい。ネンミョンとの違いはよくわからなかったが、美味しいのでよし。
韓国でおすすめ料理は?と聞かれたら、夏は絶対ネンミョンを推す。韓国料理の楽しみの一つ。
昼食のあと、地下鉄とバスを乗り継いで、海辺にある海東龍宮寺へ。
海辺というより岩の上に建てられている、凄い。
夕方になると日差しと気温がちょっと和らぎ、景色を楽しむ余裕が出てきた。荒く削ったような武骨な岩肌と紺色の海、朱色が鮮やかな寺院のコントラストがうつくしい。
夕飯は、海雲台近くの市場にある有名店でコムジャンオという鰻料理を食べる。
水槽から取り出した鰻を、店員が流れるような手つきと速度で頭部を断ち、捌き、まだ生きているように動く身をすばやく蒸し焼きにして食べる。
普通、コチジャンとキムチで味付けるようだが、辛いのが得意じゃないので塩とニンニク味を選択。柔らかく蒸されふくらんだ身をエゴマやサンチェに包んで食べる。味付けも具もシンプルなのに、魚のだしがよく効いて、味わい豊かで美味しかった。
特急の釜山滞在を終え、20時過ぎの列車で水原に帰る。帰りの列車も寝倒し、到着したのは何だかんだで0時頃。シャワーだけして即就寝。楽しかったがいくらなんでも暑すぎたよね…。
次の日は朝からソルビンへ、マンゴーチーズソルビンを食す。
とろりと艶のある黄色がうつくしいマンゴーと、酸味があるヨーグルトアイスとチーズの組み合わせが美味しい。細かく削った氷をここまで目に楽しく口に美味しくできるなんて凄い。あー口福、私の夏の訪韓の楽しみよ…。次はブルーベリーとまたメロンが食べたい。
よい旅でした。