2019年春の旅 韓国(3月)

二ヶ月ぶりに渡韓。空港からバスで華城市へ行く。初めて行く場所なので、バス車内ではGoogleマップとにらめっこしつつ、市内バスに乗り換えて無事に目的地に到着。スマホがなかったら辿りつける気がしない。

残業で深夜1時に帰宅荷造りをして4時間睡眠で疲れていたので、夕飯には肉を所望。

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家の近所の豚焼肉。壁の気の抜けたイラストがかわいい。鞄やジャケットの匂い避けに大きなビニール袋を手渡してくれる。焼き方は客のお任せだけど、ダクトの清掃やらパンチャンお代わりやら、店員さんが細やかに世話を焼いてくれてありがたい。丁寧に接客されると、身にしみて感謝を感じる年頃。しかし用事ないときはがんがんスマホしてる韓国接客の自由さが早く日本にも導入されますように。
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ホワイトデーのお返しにと、帰り際にパリスバゲットでホールケーキを買ってきてくれた。ほのかなチーズを感じるクリームの柔らかい甘さと、苺ジャムの酸味が効いて普通に美味しかった。こんな暴食は月に一回だから、と言って深夜に関わらずばくばく食べる。

次の日は久しぶりに映画を見に行こうと、バス二駅の先のショッピングモールへ。モール内にあるフードエリアを見回った末、ランチは恋人が食べたことがないと言ったので、インドカレーブッフェに。ビーフもチキンもベジタブルカレーもすべて美味しかった!

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時間があったので腹ごなしに近場にあったハイキングコースを散歩。それから、寝ても覚めても、というタイトルの邦画鑑賞。

かつて失踪した恋人と瓜二つの男性に出会い、戸惑いながらもその男性と付き合う女性の物話。場違いに軽快な音楽、明度を抑えた色調、芝居じみたダイアローグ、通奏低音のように不穏さが漂っていて、最初はホラーなのかと思った。東出昌大の端正な容貌と高めの声のアンバランスさも、その不穏さに寄与していて見終わったあとでは、なんとも絶妙なキャスティングだと思ってしまう。結末の受け入れがたさに、自分が愛情の継続に安心感を重要視してるんだな、と逆説的に思い知らされるような映画だった。共感できる部分はなにひとつない、理解もできない、ただ浮かんだ感想がそのまま自分の恋愛観を否応なしに浮きあがらせてくる、そんな映画だった。ある意味味わい深い作品なのかもしれないな。おすすめはしないけれど、映画好きの友人たちと一緒に見たい作品だと思った。

挿入歌に得体の知れない中毒性があって、終わったあともしばらく二人でCMを検索してまで聞きつづけてしまった。

 

夕飯は近所のヤンニョムチキンで手軽に済ます。

お互い疲れているのと、最近導入されたマットレスの寝心地がすばらしく、讃えながら延々と寝ていた。回復したー。睡眠への希求度が同程度なので、どちらかの眠気を優先した結果、予定が侵食されても不満を抱かずにいられるのはラッキーな相性だと思っている。
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3日が過ぎるのは早く、もう空港。今回は4階にある、韓国式レストランで食事。隙あらばプルコギを食べてしまう…美味しい。たくさん寝て食べて話して、回復した。よい休日でした。